汗の臭い対策!汗をかいても臭くならないようにする方法
2017年1月15日
汗をかいた後はどうしても汗臭くなってしまいます。そのため、汗は体臭の最も主な原因であり、できるだけ汗がでないようにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、汗を完全に止めることはできません。汗腺は全身に存在していますし、汗は体温調整をしてくれるなくてはならない存在です。つまり、汗はどうしてもでてしまいますし、少なからず出さなくてはいけないのです。
であれば、もし汗をかいても臭くならないようにした方がいいですね。そこで、今回は汗をかいても臭くならないようにする方法について紹介します。
目次
そもそもなぜ汗はクサくなる?
汗はもともとクサくなりにくい存在です。確かに汗臭さは汗が原因になりますが、基本的に汗には臭いがありません。
汗の成分は99%が水であり、残り1%がその他成分になります。しかもその他の成分のほとんどが塩分であり、わずかにカリウムやマグネシウム、重炭酸、亜鉛などのミネラル成分やアンモニアが含まれているだけです。
つまり、基本的に汗は塩分を含んだ水とほとんど変わらないという事であり、分泌直後の臭いはほぼ無臭と言えるのです。
ではなぜもともと無臭のはずの汗がなぜ臭いを放つようになるのでしょうか?
それは、
- 雑菌が繁殖する
- 質の悪い汗をかく
といったことによってニオイが発生するからです。
ですので、汗をかいてもクサくならないようにするにはこの2つを防ぐことがポイントになります。
汗の質を変えて臭くならないようにする
基本的に汗は無臭ですが、汗に多くのアンモニアやミネラルなどの成分が含まれる質の悪い汗をかくことがあります。この場合汗自体にニオイがあり、さらに雑菌の繁殖も加速させてしまうのです。なので、汗の臭い対策にはこの汗の質を良くすることが重要と言えます。
ここでは汗の質を良くする方法について紹介します。
1.汗腺を鍛える
汗腺が衰えると汗の再吸収が不十分になりやすくなるので、質の悪い汗が発汗されやすくなります。悪い汗はミネラル成分を多く含みます。そのため、臭いが発生しやすくなってしまうのです。
特に現代人は、空調設備の完備や運動不足によって汗腺が衰えていると言われています。なので、日頃から汗腺を鍛え、衰えさせないようにすることが大切です。
汗腺を鍛えるには、普段から汗を積極的に流してあげことがいいと言われています。
方法はいろいろありますが、一番は定期的な運動です。運動によって筋肉が付けば代謝低下による酸っぱい汗の予防になります。それに軽い運動にはストレス解消効果もあるので、ストレスによる脂質系の体臭予防にも効果的です。
その他にもクーラーを使い過ぎないことや湯船に浸かるなどがあります。
2.肉類中心の食事を避ける
現代の食生活は肉類に偏りがちですが、肉中心の食生活は汗をクサくする要因になります。なぜなら、肉類に多く含まれる動物性たんぱく質の摂り過ぎは、腸内環境を悪化させて汗をクサくしてしまうからです。
参考腸内環境が体臭と口臭に与える影響!腸内の汚れが臭いをつくる?
なので、肉類の食べ過ぎは避け、それよりも腸内を整えてくれる食物繊維を含む海藻類や緑黄色野菜、果物を積極的に摂るようにしましょう。食物繊維には腸のぜん動運動の促進やデトックス効果もあるので、腸内環境悪化によるクサい汗予防だけでなく美容対策にも効果的です。
3.大豆食品を摂取する
大豆食品にはポリフェノールの一種「大豆イソフラボン」が多く含まれています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一種「エストロゲン」と同じ働きをすると言われています。そのため、エストロゲンの働きである汗を抑える効果が期待できるのです。
また、大豆にはレシチンが多く含まれています。レシチンは生体膜を構成するリン脂質の構成成分であり、汗の表面張力を下げ、小粒の質のいい汗にしてくれる働きがあると言われています。
質のいい汗はミネラルなどの成分をほとんど含まない理想的な汗です。そのため、臭いを作りにくい汗と言えます。しかも揮発性も高いので少量でも体温を下げることができるので、必然的に発汗量が少なくなります。
このように、大豆は汗対策の食品として非常に効果的な食品です。汗に悩むなら大豆食品は欠かせない食品と言えるでしょう。
4.体の代謝を向上させる
体の代謝低下は汗をクサくします。それは代謝が低下することで、乳酸やアンモニアを多く含む汗が発汗されてしまうからです。しかも、このような汗はアンモニアを多く含むことから雑菌の繁殖を加速させ、よりニオイを強くしてしまいます。
代謝の低下は、主に運動不足と過度な食事制限によるダイエットが原因です。そのため、体の代謝を上げるには適度な運動とバランスの良い食事を心がけることが一番と言えます。
なかなか運動ができない場合は、食事によって代謝機能を高めて上げるといいでしょう。ビタミンB類や鉄分、葉酸を含む食べ物を摂ると代謝の向上に役立つと言われています。
5.ストレスを溜め過ぎないようにする
ストレスは体臭に大きな影響を与えます。なぜなら、ストレスは発汗を促し、皮脂による臭いを強くしてしまうからです。
特に皮脂による臭いへの影響は大きいと言えます。過度なストレスや蓄積は体内の活性酸素と過酸化脂質を増やし、皮脂の酸化を促進させます。
これによって臭いの強いアルデヒド類や短鎖の脂肪酸が発生してしまいます。そこに汗が混ざるとさらに臭いが強くなってしまうのです。
ですので、ストレスはできるだけ溜めないようにすることが大切。いろいろな方法でストレスを解消するようにしましょう。
6.汗の臭い対策のサプリ「アセッパー」を利用する
食事での摂取だと大変です。それに効果が実感するには長期間続けることが必要になります。その間の臭いはどうにかしたいですよね。
そんな時は、汗の質を良くする成分だけでなく、臭いを防ぐ成分も一緒に含む汗の臭い対策サプリを利用するといいでしょう。
例えば、アセッパーです。このサプリは汗の質を良くする成分と消臭成分が含まれているので汗の臭い対策には効果的なサプリと言えます。
代謝を向上させるアサイーやカラハリスイカ、リコピン、リンゴなどの4つのポリフェノールが配合。さらに大豆イソフラボンも使われています。消臭成分には緑茶、柿渋などが含まています。
ただ、アセッパーは汗を止めるサプリでありません。そもそも汗を止めるのは良くありませんからね。そうではなくて汗を全体に少しづつかくようにして汗の質を良くします。
実際に使ってみて感じたのは汗の質を良くするのには1ヶ月程度かかりましたが、消臭効果は1週間ほどで実感できました。180日間の返金保障も付いているのでベタベタ臭い汗が気になる方は一度試してみるといいと思います。
汗をかいた後のケアで臭くならないようにする
どんなに質のいい汗をかいてもそのままにしておけば、どうしても臭くなってしまいます。なので、汗をかいた後のケアも大切です。
具体的には、以下の2つを順番にします。
- 汗が出たら早めに拭き取る
- デオドラント剤によって消臭・制汗・抗菌をする
1.汗が出たら早めに拭き取る
汗は分泌してから1時間~2時間程度で体臭に変化すると言われています。なので、汗をかいたらできるだけ早めに湿らせたタオルやウェットティッシュ、汗拭きシートなどで拭きとりましょう。
タオルを使う場合は湿らせて使用することがポイントです。汗による体温を下げるために分泌されるので、乾いたタオルで汗を拭いてしまうと余計に汗が出るようになってしまいます。タオルを湿らすことは、汗を拭きとるだけでなく体温を下げ、汗を抑えることにもなるのです。
また、汗を拭きとる行為はデオドラント剤の本来の力を発揮させるためにも役立ちます。汗や汚れが残っていると、デオドラント剤の成分が皮膚に届きにくくなり、効果半減してしまいます。それを防ぐためにも汗を拭きとる行為は重要です。
2.デオドラント剤によって消臭・制汗・抗菌をする
デオドラント剤を使うことで、新たな臭いの発生を防ぐことができます。種類によって制汗効果だけのものや抗菌・制汗効果が強いものとそれぞれ個性がありますが、一番効果的なのは制汗・消臭・抗菌作用をすべて揃えたデオドラント剤です。
それにはパッケージや人気だけで選ぶのではなく、使われている成分に注目するといいでしょう。
また、肌への刺激が強すぎるデオドラント剤を避けることも大切。肌への刺激が強すぎると、皮脂膜や常在菌にダメージを与え、逆に臭いが発生しやすくしてしまいます。なので、肌への負荷が少ない成分であるかも注目しましょう。
体の洗い方・入浴法で臭くならないようにする
体を洗うことは汗や皮脂、汚れなど臭いの原因を落とすのには効果的な方法です。しっかりとこれらの不要なものを体から落とし、清潔に保つことが臭いを防ぐためには重要と言えるでしょう。
1.洗い過ぎないようにする
臭いが気になるからと言って洗い過ぎるのは良くありません。なぜなら、洗い過ぎは逆に臭いを発生しやすくしてしまうからです。
体を洗い過ぎてしまうと、雑菌の繁殖を抑えてくれる常在菌を死滅させてしまいます。また、常在菌を増やしたり、肌を弱酸性に保つことで雑菌の活動を抑えてくれる皮脂膜の形成も妨げてしまうのです。
つまり、洗い過ぎは皮膚に備わっている臭いの発生を防ぐ抵抗力を下げ、臭いを発生しやすくしてしまうんです。ですから、汗をかいても臭くならないようにするには、不要な汚れは落としつつも体を洗い過ぎないようにする必要があります。
それには以下の2つがポイントになります。
- 強く擦って洗わない
- 洗浄力がほどよい石鹸・ボディソープを使って洗う
2.湯船に浸かる
シャワーでは表面の汚れは十分に取れますが、毛穴に詰まった汚れまで取ることはなかなかできません。毛穴に詰まった汚れは発汗時に汗と一緒に分泌され、強いニオイの原因になります。なので、湯船に浸かることは汗による臭いを防ぐことになるのです。
また、その他にも湯船に浸かることは血流促進によって酸っぱい臭いを防いだり、ストレスによる脂質系の臭いを防ぐのにも役立ちます。このように湯船に浸かることは、体臭対策にとっても効果的なんです。
参考お風呂とシャワーを効果的に使い分けて体臭予防を!
まとめ
汗をかいても臭くならないようにするには以下の3つがポイントになります。
- 汗の質を変えて臭いを発生しにくくする
- 汗をかいた後のケアで臭いの発生を防ぐ
- 洗い方・入浴法で臭いが発生しにくい肌環境にする
このように汗による臭いを防ぐのは、そう簡単ではないですね。ですが、これは汗を臭くしてしまう要因が無数にあるから仕方ありません。
まずは少しづつでもいいのでこれらを実践してみるといいでしょう。今までよりもあなたの汗が臭くなりにくくなります。