頭皮から加齢臭がすることがある!?対策方法は?
2016年12月14日
あれ?何だか頭皮から加齢臭がするような・・・。といったことを感じたことはありませんか?
加齢臭は体からにおうイメージがありますが、実は頭皮からも発生します。むしろ体よりも臭いが発生しやすい場所と言えるでしょう。
しかも頭皮は鼻に近いことから特に接近しなくても臭いが目立ちます。これは満員電車に乗ったことがある方ならわかるのではないでしょうか。
そこで、ここでは頭皮から加齢臭が発生してしまう理由と対策方法について解説します。
目次
なぜ頭皮から加齢臭がするの?
ではなぜ頭皮から加齢臭がするのでしょうか?その理由は加齢臭の発生原理を考えると分かります。
そもそも加齢臭ってどういう原理で発生しているの?
加齢臭は通常の体臭とは違ったメカニズムで発生します。
- 体臭:主な原因は汗腺からの汗。皮脂と混ざって雑菌がそれらを酸化することで臭いが発生する
- 加齢臭:皮脂腺で脂肪酸が酸化することでノネナールというアルデヒド系の臭い物質が発生する
この「ノネナール」という物質が発生することが加齢臭最大の特徴です。加齢臭の例えで用いられる「古本とか古いタンス、古いポマード」といった臭いの正体と言えます。
ですが、ノネナールはもともと皮脂腺に存在しているわけではありません。汗腺のそばの皮脂腺から出る脂肪酸(パルミトレイン酸)が過酸化脂質と結びついて酸化することで発生します。そして皮脂腺で発生したノネナールが毛穴から体外に放たれるのです。
これが加齢臭の発生メカニズム。つまり、加齢臭は皮脂腺があればどこでも発生するということです。
頭皮は体の中でも皮脂腺の数が断トツに多い
加齢臭が発生する部分は主に上半身、特に耳の後ろや頭、背中や胸などになります。その中でも頭皮は特に毛穴がたくさんあります。
毛穴があるということは、それに付属している皮脂腺も多いということが言えます。
実際に皮脂腺(毛穴)の数は、以下のようにかなりの差があります。
- 頭:1平方センチ当たり平均200個
- すねの部分:1平方センチ当たり平均10~30個程度
もちろん個人差はありますが、結構多いと思われるすね部分と比べても10倍以上の差があり、頭がダントツですね。
このことから、頭皮の皮脂腺から発生するノネナールは当然多いと言えます。つまり、頭皮は加齢臭が発生しやすいと言えるのです。
さらに頭皮は汗腺も多く、髪の毛による蒸れもあります。髪の毛は周りのにおいを吸着する働きがあるので臭いが強くなりやすいです。
いかに頭皮からの加齢臭が無視できないかを物語っていますね。
加齢臭は若くても発生することもある
加齢臭の原因であるノネナールは通常40代から発生すると言われていますが、近年加齢臭の発生年齢が下がってきています。
これは食生活の偏りや生活習慣が影響しています。
過酸化脂質は体を構成する脂質の酸化によって発生します。そして脂肪酸(パルミトレイン酸)はオイレン酸などと同じ皮脂を構成する要素なので、若くても存在しています。
したがって、若くても体が酸化しやすくなれば過酸化脂質がたくさん発生するようになり、ノネナールも当然発生してしまうのです。
体を酸化させるのは主に多くなりすぎた活性酸素です。少量では問題ありませんが、体に備わっている抗酸化力で対処できないほどの活性酸素が発生すうと体が酸化しやすくなります。
歳をとってから加齢臭が目立つのは体の抗酸化力が低下するからです。そのため若くても体を酸化させる生活習慣や食生活をすればノネナールが発生してしまいます。
特に肉中心の食事やインスタント食品、ファーストフードなどばかり食べている方はご注意を!体が酸性に傾くことで酸化しやすくなります。また、ストレスが多い生活や睡眠不足、食べ過ぎ、疲れも活性酸を多くさせる要因です。
当然これに男女差はありません。
基本はこれだけ!頭皮からの加齢臭対策
頭皮から発生する加齢臭対策はいくつかあります。ですが、重要なのはひとつだけ。
原因となるフケや皮脂の中から出る分泌物を抑え込むことです。
頭を洗うときは頭皮を洗う
髪を洗う時にどこに気をつけて洗っていますか?
「髪の毛に決まっているだろ?」そう言う方も多いのかもしれませんね。しかし、これでは加齢臭がする頭皮まっしぐらです。
正しくは髪を洗うのではなく「頭皮を洗う」ようにします。
臭いを防ぐ正しいシャンプー方法
頭皮マッサージを心掛ける
毛穴に溜まっている皮脂などを指先でマッサージするように洗うといいと思います。
理想は2度洗い
汚れを完全に落とすには2度洗いがいいのですが、面倒な方は最初にお湯でしっかりと頭皮を洗い流すようにしましょう。
洗う時に決して爪で洗わない
頭皮が傷ついてさらに雑菌などが付いてしまうかもしれません。頭皮を揉むようにやさしく洗いましょう。
髪の毛をあまり洗いすぎない
髪の毛は頭皮に使ったシャンプーが流れて自然にきれいになるので改めて洗う必要はないのです。むしろ髪の毛を洗いすぎるとパサつきの原因にもなります。
シャンプーを泡立てて使う
シャンプーに限らず洗顔でも泡立てて細かくした方が皮膚に優しくきれいにしてくれます。
すすぎに気をつける
シャンプー後にすすぐ時はしっかりとすすいでください。洗い残しがあると毛穴に詰まり臭いの原因になります。
リンスを使う場合
リンスはなるべく頭皮につかないように使用してください。毛先から髪の毛の中ほどくらいに付けうようにしましょう。リンスの成分は皮膚に膜を作るので毛穴が詰まる原因になります。リンスを使ったらしっかりと洗い流すことも重要です。
洗った後はドライヤーで乾かす
洗髪の後はドライヤーなどで速やかに乾かしましょう。自然乾燥は皮脂の乾燥や菌の繁殖の原因になります。
頭を洗うのはいつがいい?
就寝前がおススメ。睡眠時は体の修復や代謝を行う時間であり、この時間に匂いを防ぐと効果があると言えます。また育毛の観点からも昼間の汗や皮脂の汚れを落とすことは重要です。
日中仕事の人は夜に入浴し、夜間仕事の人は朝寝る前に頭を洗うようにしましょう!
1日に何回洗うのがベスト?
何度も洗うと乾燥の原因になり皮脂が出すぎて、加齢臭の原因になってしまいます。シャンプーは1日1回にしましょう。
頭皮のにおいに効果的なシャンプーを使う
頭皮の臭いを防ぐなら以下のような特徴をもったシャンプー使用すると効果的です。
消臭効果があるシャンプー
ノネナールは頭を洗っても根本的には取れないのですが、消臭効果があるシャンプーであれば臭いを消し、抑えることができます。頭皮に負担がかからないということもポイントです。頭皮はとても敏感なのですよ。
洗浄力が強すぎない
加齢臭を防ぐ為に頭を洗うなら洗浄力が高いものが良いと思いがちですが、落としすぎると頭皮の乾燥などでさらに皮脂からの臭いが出ることがあります。頭皮がカサカサになっては元も子もありません。洗浄力はほどよいものがおすすめです。
余計な添加物を含まない
人工香料やパラベン、石油系界面活性剤は刺激が強いのでかゆみや乾燥などの頭皮トラブルの元になることがあります。特に敏感肌の方は避けた方がいいでしょう。頭皮も素肌の延長であり、とても敏感な場所です。オーガニック成分の方が頭皮への負担は少なくて済みます。
頭皮の臭い対策なら「ハーブガーデン」
ハーブガーデンはハーブとフルボ酸の力でノネナールをしっかりと分解消臭してくれます。また、保湿成分により皮脂の摂り過ぎを防ぎ、皮脂バランスを整えるのにも役立ちます。
つまり、消臭するだけでなくノネナールが発生しにくくしてくれるということですね。
何よりも香りが天然アロマの香りなのが好印象です。オレンジとラベンダーをブレンドした香りなので、ノネナールを混ざっても悪臭化しません。
成分は100%天然由来成分。究極に人と地球にやさしいシャンプーですね。只今、半額期間中なのでこの機会にぜひ試してみてください。
臭いを防ぐ頭皮用美容液を使う
シャンプーで臭いを防ぐのは一時的ですが、頭皮美容液などを使うと更に臭いを防ぐことができます。天然ハーブを使用した美容液などがおススメです。ハーブを使用した美容液の中でも消臭効果があるものはいくつかあります。
例えばクリアハーブミストは頭皮の臭いを防ぐことを目的とした美容液です。
第三者のアンケート調査で頭皮のニオイやフケ、かゆみの悩みに効果が期待できる商品といして20代~60代の女性から指示されています。
わたしは特にかゆみが気になっていたのですが、確かにこの美容液を使った時は痒みがやわらいでいました。また、頭皮を擦ってもいつもよりも臭いが気になりませんでしたね。
ただ、いい成分を使っているので仕方ありませんが通常料金は8,280円(税別)とお高いのが難点。定期購入であれば50%ができるのでそれを利用するのも手です。毎月の料金を抑えることができますよ。
クリアハーブミストは痒みや頭皮のベタつきを防ぐ成分も含まれているので、長時間臭いを防ぎたい方は参考にしてみてください。
まとめ
今の生活習慣で大丈夫と思っていても、ついつい加齢臭の原因になる生活をしているかもしれません。早めの対策でいつまでもさわやかなイメージで毎日を楽しくイキイキと過ごしましょう!