加齢によってクサくなる口臭の原因と対策方法

2016年4月13日

口臭

加齢によって発生する体臭と言えば加齢臭ですが、それ以外にも強くなる体臭があります。それが口臭です。40代以降になると特に口臭は強くなりやすいのです。

加齢によってクサくなる口臭の原因と対策方法

では、どうして加齢によって口臭がクサくなりやすくなってしまうのか?その原因と対策方法について解説します。

加齢による口臭悪化の原因は2つ

加齢によって口臭が強くなる主な原因は以下の2つと言えます。

  • 唾液分泌量の低下
  • 内蔵機能の衰え

唾液分泌量の低下

加齢によって唾液腺の機能と口周りの筋肉が低下し、安静時の唾液の分泌量が減ってしまいます。この唾液の分泌低下が口臭の原因になります。なぜこの唾液の分泌の低下が口臭の原因になってしまうかと言うと、唾液にはニオイの原因である雑菌の繁殖を抑える作用があるからです。

唾液分泌量の低下

実は口腔内には、歯をよく磨く人でも300~400種類以上の雑菌が1000~2000億個存在すると言われています。これほど菌が多ければ人体に悪影響や公害レベルの口臭になってもおかしくないレベルです。

 

しかし、そうならないのは唾液のお陰です。唾液には強い殺菌作用や粘膜保護作用、浄化作用があり、これらの作用によって雑菌の繁殖を抑え、口腔環境を整えているのです。もし、唾液が無かったら悪臭だけでなく、口の中で発生する菌で体は蝕まれているでしょう。

 

また、唾液不足によって雑菌が繁殖しやすくなれば、虫歯や歯肉炎なども起こしやすくなりますし、体内にウイルスも入りやすくなります。このように、加齢による唾液不足は口臭をクサくしやすくするだけでなく、さまざまな口内トラブルの原因でもあるのです。

内蔵機能の衰え

年を重ねるとどうしても内蔵の機能が衰えがちです。内蔵の中でも特に腸と肝臓の衰えは、口臭と関係しています。これらは口臭をねずみ臭やドブのような臭いにしてしまう主な原因です。

 

肝臓は体内に発生する毒素であるアンモニアを尿素として無毒化して排出する役割があります。ところが、加齢によってこの機能が衰えると、毒素の解毒が間に合わずに血管を通して肺に運ばれてしまいます。それによってアンモニアが吐息に含まれるようになってしまうのです。

 

また、腸の機能の衰えについても同じことを引き起こします。腸内を正常に保つ力が弱ると、ウエルシュ菌などの悪玉菌が増えて食べ物のカスの異常発酵・腐敗をもたらし、インドールやスカトール、アンモニアなどの悪臭物質が大量に発生させます。すると、悪臭物質を無毒化する肝臓に負荷をかけてしまうので、結果的に肝機能の低下と同じように腸肝循環を悪化させ、口臭をキツくしてしまうのです。
腸肝循環の悪化は体臭と口臭を強くする原因に!

口内が原因の対策方法は?

口内が原因となる口臭の対策方法は、唾液の分泌を促すことと歯磨きがポイントです。

酢を積極的に飲む

年齢を重ねると安静時の唾液の分泌量は減りますが、刺激時の唾液分泌量はそれほど変化しません。そのため、酸っぱい酢を口に含めば一時的ですが、唾液を増やすことができます。それに酢には殺菌作用もあるので、口臭予防に最適です!
参考口臭予防と改善にお酢はちから強い味方に!

キシリトール100%ガムを噛む

唾液の分泌を促すためにも、歯にいいとされるキシリトール100%のガムを噛むといいでしょう。

唾液を促す舌運動をする

口の中で舌を大きく360°回運動をすると唾液の分泌を促進だけでなく、口周りやホウレイ線のシワ予防に効果があるのでおすすめです。

ストレス軽減を心がける

唾液は自律神経によるものなのでストレスの影響を大きく受けます。普段からストレスを溜めないように趣味や適度な運動をするなどして発散するといいでしょう。ランニングやウォーキング、サイクリングなどの有酸素運動は、ストレス解消や健康維持、体臭予防に最適です。

唾液成分を含むサプリを利用する

唾液に含まれるラクトフェリンやラクトパーオキシダーゼなどを含む口臭サプリを利用すれば、口内の雑菌の繁殖を抑え、口臭を防ぐことができます。

内臓が原因の口臭の対策方法は?

加齢によって衰える口臭対策では、腸内環境を整えることと肝機能を高めることがポイントです。

腸内環境を整える

腸内環境を整えるには、便秘や油物の食べ過ぎなどによる腸の汚れを避けなければなりません。なので、油物や肉ばかりの食生活は改善すべきでしょう。合わせて、整腸作用がある乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖などの栄養を摂取することで、腸内フローラを正常に保つことに役立ちます。

 

特に腸内環境を整えている乳酸菌や善玉菌は、赤ちゃんの頃が最も多く、そこから年齢と共に減ってしまいます。善玉菌が減れば、それだけ悪玉菌が多くなりやすいということです。悪玉菌が増えるということは、口が臭くなりやすくなるということなので、乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖を意識して摂る必要があるでしょう。

主な食べ物は以下の表のようになります。

乳酸菌<種類>
動物性乳酸菌
<特徴>
熱や胃酸に弱く腸にたどり着くまでに死滅してしまうのがほとんど
<主な食べ物>
ヨーグルト

<種類>
植物乳酸菌
<特徴>
熱や胃酸に強く過酷な環境でも生きることができる強い乳酸菌
<主な食べ物>
ぬか漬け、しば漬け、キムチ、味噌、醤油

食物繊維豆類、ブロッコリー、バナナなどの果物、藻類、きのこ類
オリゴ糖はちみつ、にんにく、アスパラガス

中でも食物繊維は、厚生労働省の平成25年国民健康・栄養調査結果からどの年代も最低基準値に到達していないことが報告されています。なので、より積極的な摂取をする程度でちょうど基準値に達すると思います。

 

腸内環境を整えることについては以下の時期で詳しく解説しているので、確認してみて下さい。
体臭と口臭の予防には腸内環境の改善が必須!

肝機能を高める

解毒をしてくれる肝臓の機能を向上させることも加齢による口臭予防には欠かせません。飲み会や日々のストレスで肝臓が疲れると、疲労感やなかなか疲れが取れなくなったりします。

 

ですが、ストレスを溜めずにお酒も飲まない!なんて大変です。それに歳を取るに連れて付き合いや会社、家庭でのストレスも増えます。

 

なので、肝機能を向上させるには肝臓を疲れさせる要因をなくしていくことも大切ですが、肝機能を回復させる食べ物を摂る方法が一番手軽と言えます。例えば、オルニチンを多く含むしじみや良質なタンパク質を多く含む納豆などは肝機能を回復させる効果が期待できます。

 

他にも肝機能を向上させる栄養や食べ物はたくさんあります。そのことについては、以下の記事で詳しく解説しているので是非確認してみて下さい。
肝機能を改善させる方法の記事を見る

まとめ

加齢によって口臭はどうしてもクサくなりやすくなってしまいます。それは唾液の分泌低下と内臓機能の低下が原因でした。加齢による口臭の対策方法は、唾液の分泌を盛んにさせたり、食事によって腸内環境を整え、肝機能を高めることです。

 

ただ、食事による改善には即効性は期待できません。毎日続けることで少しづつ改善していきます。体の中を改善する必要があるので、どうしても時間がかかってしまうのです。

 

ですが、効果がないからといって直ぐにやめてしまえば、せっかく良くなっていてもまた元通りになってしまいます。

 

もし、毎日献立を立てるのは大変だったり、時間がない場合は口臭対策サプリを利用するといいでしょう。飲むだけなので手軽で続けやすいです。

 

口臭対策サプリについては以下の記事で解説しているので、興味がある方は確認してみて下さい。
発生源で選ぶ!口臭対策に効果があるサプリメントはどれ?