口が臭いなら絶対にやるべき基本的な3つの対策方法
2018年4月21日
体臭に関するアンケートを取ると、口臭がNo1になるそうです。それだけ気にしている人が多いんですね。口臭ケアはいろいろとありますが、口が臭いなら絶対に抑えておきたい基本的なことがあります。それを外しては、クサい口臭を消すことはできないでしょう。
そこで、ここでは口臭ケアの基本的な3つの対策方法を紹介します!
その1 唾液の分泌を促す
口の中には恐ろしいほどの雑菌がいます。しっかりと歯を磨いている人でも、300~400種類以上の雑菌が1000~2000億個、ほとんど磨かない人では1兆個も存在するそうです。しかも、口の中はデコボコで食べ物のカスが溜まりやすく、高温多湿。雑菌にとってまさに楽園と言えるので、増殖はもの凄いです。
しかし、これほど雑菌にとって好条件の環境でも、その数は抑えられています。それは唾液の強い殺菌力によって抑えられているからです。唾液に含まれる有機成分のラクトフェリンやリゾチームの強い殺菌力によって雑菌の繁殖を抑えています。
さらに、唾液には雑菌のエサになる食べかすも洗い流してくれる働きもあります。ですから、唾液の分泌を促せば雑菌の繁殖を抑えることができ、口臭の改善に役立つのです。
唾液の分泌を盛んにさせるには、以下の5つを日頃意識して実践するといいでしょう。
- よく噛んで食べる
- 舌を動かす
- 口周りの筋肉を鍛える
- 酸っぱいものを食べる
- ガムを噛む
特に唾液の分泌は年齢とともに減っていくと言われています。そのため、どうしても高齢になればなるほど口は臭くなりやすくなってしまうのです。
今では唾液と同じ成分を含む口臭を防ぐサプリメントもあります。こういった口臭対策サプリメントを使うことでより効果が高くなります。
口臭対策に効果があるサプリメントとは?
その2 歯垢をしっかりと取る正しい歯磨き方法を実践する
現代では毎日の歯磨きは当たり前になっていますが、正しい歯磨きを実践している人は少ないようです。平成23年の歯科疾患実態調査(厚生労働省)によると、7割以上の人が1日に2回以上磨いているのにも関わらず、15歳~74歳までの約7割以上の人が歯周病や歯石の沈着があるという結果が報告されています。
これは歯を磨いているだけで、本当に歯垢が除去できる歯磨きを実践している人が少ない証拠と言えるでしょう。
正しい歯磨きとは、歯垢を除去するやり方です。歯垢を除去するには歯磨き粉を多くつければいいということではありません。むしろこれは逆効果であり、歯垢を残す間違った歯磨きと言えるでしょう。
正しい歯磨き方法は、ブラシを微振動するように少しずつ磨きます。そのため1回の歯磨きに10分程度の時間が必要です。
しかし、歯磨き粉を多く使ってしまうと、泡と刺激によってそんなに長く磨くことはできないでしょう。しかもあまり磨けていなくても、清涼感から綺麗になったような錯覚に陥ります。
ですから、口臭の原因である歯垢を除去する正しい歯磨き方法は、歯磨き粉をほとんど付けないことが大切なのです。この正しい歯磨き方法については以下の記事で詳しく解説しているので、確認してみて下さい。
その3 口の臭いを抑えるものを食べる
ニンニクなどの臭いが強い食材を食べてば、当然口臭が強くなります。他にも、肉などの動物性脂肪やお酒を過剰に摂取しても、内蔵に負担をかけて口臭を臭くします。ですから、口を臭くする食べ物は避けた方がいいですね。
とは言っても、全く食べないわけにはいけませんね。どうしても臭いが強い食べ物を食べてしまったときは、消臭効果がある食べ物を食べるといいでしょう。
例えば、お茶には強い殺菌・除菌、抗酸化力があります。特に、緑茶の殺菌力と抗菌力は強力で、緑茶葉に多く含まれているエピガロカテキンガレートは、ポリフェノールの中でも非常に強い抗酸化力をもっており、口腔内の酸化も防いでくれます。また、むし歯や歯周病の人は、お茶の中でもウーロン茶が最適です。ウーロン茶には、歯垢の沈着を抑制すると言われているウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)が含まれています。
お茶を普段から積極的に飲むだけでも口臭予防効果はありますが、実はお茶に含まれる栄養のほとんどは茶葉に残ったままなんです。なので、1番良いのは出がらしの茶葉を捨てずにそのまま口に含んだり食べたりすることです。
ですからお茶を飲んだ後は捨てずに、茶葉を料理やそのまま口に含んで口臭ガムとして使ってあげましょうね!さらにこのお茶に梅干を合わせて食べると梅干に含まれるクエン酸が作用して口臭を抑える効果は抜群です。
他にも柿渋やクマザサ、酢を飲むのも口臭予防には最適ですよ。
内蔵が原因となる口臭にも注意を!
口臭には口腔内の雑菌が原因の場合と内臓が原因となる体の中から放たれる口臭があります。歯磨きや唾液の分泌は口腔内には効果的ですが、体の中から放たれる口臭の予防にはなりません。
この体の中から放たれる口臭は、主に便秘などによる腸内環境の悪化によって引き起こされます。そのため、ドブのような、便臭のような口臭が特徴です。そのことについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、確認してみて下さい。
腸内環境悪化による口臭についての解説