汗は人間が生きるために必要な役割を持つ大切な存在

2016年2月18日

汗とニオイに関係すること

汗は人間が生きるために必要な役割を持つ大切な存在

体臭を気にしている人にとって汗はどうしても毛嫌いしてしまう存在。
しかし、汗には人間にとって非常に重要な役割があるのです。汗がなければ人間は生きていけないといっても過言ではありません。

汗の役割とは?

人間の体には3つの体温を調整する機能があります。

 

放射
外気が体温より低い時に自然と外へ熱を放出する
伝導・対流
空気や物に熱が伝わる
蒸発
汗が皮膚から蒸発して気化熱を奪う

特に、蒸発機能である汗は外気温が体温より高い場合でも、体温を一定に保つことができるという点でとても優れた機能といえます。人間がいろいろな環境に順応し、ここまで繁栄できたのもこの機能のおかげかもしれません。

人間は体温調整によって生きていられる

体温が上がる要因は運動をしたときや風邪になったとき、食事をしたときなどがあげられます。中でも、食事による体温上昇は生きていく上で必要不可欠であり、避けられません。

 

食事による熱は、食後に動かないでジッとしているだけでも発生します。それは体内に入った食べ物が酵素よって分解するときに熱がでてしまうからです。しかもこの発生した熱により体温が上がると体内の酵素がより活発になり、さらなる熱を生み出して加速します。この熱を生むループが続いて最終的に酵素は自分で出した熱によって死滅するといわれています。

 

人間は体温が43℃以上では生きていけないといわれています。もし、体温調整機能が人間に備わっていなかったら冷却装置がないエンジンと同じです。加速した熱上昇はあっという間に熱暴走をしてエンジンは壊れて動かなくなってしまうでしょう。

 

このように熱によって私たちが生命を脅かされないのも、体に体温調節の機能があってこそといえるのです。

人間は最も体温調整を必要としている

外気に関係なく、いつも体温を一定に保とうとする恒温動物の中で、人間は最も体温調節のしくみを必要としている存在といえます。なぜなら、脳があるからです。

 

脳は体のどこよりも代謝が盛んであり、体温の変化にも敏感な器官です。熱に弱いので常に体温を一定に保たなければいけません。脳が最も最適な温度が人間の平均体温である36.5℃前後だと言われています。

 

人間は脳を発達させて進化してきました。ここまで人間社会が繁栄できたのも脳の発達があってこそではないでしょうか。この脳を守る為に汗があると考えると、汗って素晴らしいですね。