肌の乾燥と体臭には関係がある!乾燥がニオイに与える影響とは?

あらゆる体臭に関係すること

肌の乾燥と体臭には関係がある!乾燥がニオイに与える影響とは?
体臭というとなんだかベタベタした汗や脂のニオイというイメージはありませんか?

 

確かにこれらの汗や脂は体臭を引き起こす要因なのですが、実は肌の乾燥と体臭には深い関係があるのです。

 

秋や冬は空気自体が乾燥していますし、夏でも室内はエアコンが効いているのでこちらも乾燥しがちと言えます。なので季節によらず乾燥には注意が必要です。知らず知らずのうちに体臭が強くなってしまうかもしれません。

 

ではなぜ乾燥によって体臭が強くなってしまうのでしょうか?まずは乾燥肌とは一体どんな肌の状態なのかをみていきましょう。

そもそも乾燥肌とは?

そもそも乾燥肌ってなんでしょう?なんとなく肌がカサカサっとしていたら乾燥肌というイメージがありますよね。
人間の肌の構造
乾燥肌をよく知るために少し肌の構成について見てみましょう。私達の肌の1番外側は皮脂膜で、その下に「角質層」といった皮膚の細胞の集まりでできています。

角質層の構造

この角質層は角質細胞と角質細胞間脂質(セラミド等)という成分でできています。角質細胞の中には天然の保湿成分であるNMFがあり、その吸水性と保湿性によって角質層の水分を維持しています。この2つの成分はよくレンガとセメントの関係で表されます。角質細胞がレンガで、角質細胞間脂質がセメントです。角質細胞をセラミドなどの角質細胞間脂質がしっかりとつなぎ合わせることで体内の水分が維持されるのです。

 

また、角質細胞間脂質は角質層をつなぎ合わせる以外に保湿としての機能もあります。

 

つまり、肌の保湿は「角質細胞」、「角質細胞間脂質(セラミド等)」、「皮脂膜」の3つによって維持されているのです。そのためどれか一つでも壊れれば保湿が保てなくなります。

 

例えば、角質細胞間脂質が少なくなってしまうとレンガである角質細胞はバラバラになってしまい肌の内部から水分が蒸発してしまいます。また、皮脂膜は保湿成分自体は他の2つと比べて低いですが、肌バリアと言われているだけあって一番保湿を守る力が高い成分です。皮脂膜がなくなれば角質層の水分が蒸発しやすくなってしまうのです。

 

このように肌の保湿を守る成分が壊れたり、不足している状態になることを乾燥肌と言います。

なぜ乾燥と体臭が関係しているの?

ではなぜ乾燥によって体臭が強くなるのでしょうか?その理由は主に3つあります。

  • 体からの尿素の蒸発する
  • 菌が増殖しやすくなる
  • 皮脂の分泌の増加する

肌が乾燥すると角質細胞同士の隙間が広がります。そうすると細胞の間から尿素などが蒸発します。尿素は本来は肌を保湿してくれている天然の成分なのですが、水分と一緒に蒸発すると体臭のもとになってしまうのです。

 

また、角質層がバラバラになると肌が粉をふいた状態になります。これが細菌の餌になることで体臭の原因になるのです。特に皮脂膜が不足した状態の乾燥は、肌を弱酸性にしてくれる力が弱まるので雑菌の増殖がしやすくなります。

 

また、ワキなどの部位によっては肌が乾燥すると皮脂の分泌を増やして体を守ろうとします。皮脂はそれだけでも体臭の原因になりますし、細菌に分解されることでも強いニオイを発生させます。特にワキガや加齢臭などの脂質系の体臭で悩んでいる人の場合には、もともとのニオイに乾燥による体臭が加わってしまうので気をつけなければいけません。

 

このように肌が乾燥すると体臭が強くなりやすいのです。

乾燥肌の原因と対策

次に乾燥肌になりやすい原因から対策方法をみていきましょう。

睡眠不足

睡眠不足
乾燥肌の原因の一つに睡眠不足があります。なぜなら、眠っている時に皮膚の細胞が再生し、その過程で保湿成分である角質層に必要なセラミドなどの脂質や角質細胞が生まれているからです。よく「睡眠不足だとお肌に良くない」などと言われているのはこのことに由来しています。

 

なので睡眠不足が続くと角質層の水分維持の働きをしている成分が減ってしまい乾燥肌になりやすくなってしまうのです。

 

乾燥肌を防ぐためには、まずはしっかりと睡眠を取ることが大事です。肌本来のバリア機能が弱ってしまうと、どんなに保湿に気を使ってもカバーしきれません。

肌を強くこする

体を洗う時にナイロンのタオルなどでゴシゴシこすったりすると肌を傷つけてしまいます。そうすると角質層にダメージを与えてしまい、バリア機能が失われて乾燥しやすくなってしまうのです。それに皮脂も過剰に除去してしまうのでさらに良くありません。

 

特に肌が乾燥していると感じる時は優しく洗い、石鹸やボディソープも刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。お風呂から上がったあとは特に毛穴が開いて水分が蒸発しやすいので保湿クリームなどで保湿してあげるとより効果的です。

 

使用するボディークリームも天然の肌に近い成分でつくられていたり、いい香りがすれば体臭をいい匂いにすることにも役立ちます。
参考体臭にボディクリームが効果的!香り付きクリームで上品な匂いになれる?

水分補給の頻度が低い

水分補給の頻度が低い
水分補給をすることでも乾燥しにくい体を作ることができます。ハーブティーなどの体を温めてくれる飲み物は血行を良くする効果があります。また、ハーブの種類によっては肌荒れや保湿効果のあるものもあるので症状に合わせて選んでみると良いかもしれません。

まとめ

意外と乾燥と体臭の関係は深いですよね。季節的に乾燥しやすい秋や冬はもちろんのこと、エアコンをよく使う夏にも乾燥には気をつけたいですよね。

 

肌の調子が良くないな、と感じたらお風呂にゆっくりと入った後はボディークリームで保湿したり、リラックス効果や保湿効果のあるハーブティーを飲んで質の良い睡眠を取ってみて下さい。